FC2ブログ

マラリア・デング熱・チクングニア熱(白濱)

ネッタイシマカ
東京で、全く渡航歴のないデング熱患者3人が見つかり、都心にある代々木公園(東京都渋谷区)の蚊が感染源らしいということで、公園の大々的な消毒が行われました。
私は加來先生(防医大教授)らと2006年12月ジャカルタ、バンダ・アチェ、2010年2月マラン、マタラン、メダンなどなどの5都市、2012年8月ロンボク島、バリ島と何れもインドネシアの地方都市に行きました。その際最も気をつけたのは蚊対策でした。彼の地で蚊の媒介する代表的な感染症は「マラリア」「デング熱」「チクングイア熱」と教えられていたからです。私は、下着に防蚊スプレーを染み込ませ、更に素肌にスプレーを吹き付けることを常にやっておりました。空港ロビーにもホテルロビーにもタクシーの中にも蚊はいますから。
現地の日本人会の人たちや医療機関の話によれば、デング熱の方がマラリアやチクングニア熱より罹患者が多いということでした。マラリアはマラリア原虫が病原体で清流や澄んだ水域に棲んでいるハマダラカが媒介し、夜間吸血性で夜刺す蚊が危ない。中でも熱帯熱マラリアは脳症や熱発作、出血傾向を伴い、死に至ることがあり、悪性マラリアとも呼ばれています。デング熱はネッタイシマカが媒介する発熱疾患で、朝や夕方の蚊(マラリアと異なり昼間吸血性)が要注意で、39℃台の高熱とともに激しい筋肉痛や関節痛(ガタガタ痛む)、頭痛(眼窩痛)が特徴で、上肢や体に赤い小さな発疹が多発してみられ、出血傾向は良くないサイン。実際に罹った日本人会の方も複数いました。チクングニア熱はネッタイシマカ、ヒトスジシマカが媒介、デング熱と同じく高熱、筋肉痛、関節痛が特徴。その時訪れた病院の臨床検査センターの話では、症状よりデング熱の検査をし、否定されたら「チクングニア熱」と診断する、ということでした。蚊が媒介する病気やアフリカの病気がハワイやアメリカ本土で見つかる、病原体を持った生物等が船便の荷物等と共に運ばれたともいわれております。今回のように渡航歴のない日本人が発病したことは、デング熱の病原体を持ったネッタイシマカが代々木公園にいたということでしょうから。温暖化の影響で都心でも棲めるということでしょうか?(写真はインターネットから)
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

iemsj

Author:iemsj
こんにちは
私達はNPO国際緊急医療・衛生支援機構IEMS-Japanです

http://www.iems-japan.com/

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR