『ペスト』


カミュ(アルジェリア出身のフランス人作家)の『ペスト』を読み直しました(宮崎峰雄訳)。
アルジェリアの第二の都市「オラン市」が舞台、ペストが大流行、今でいうパンデミックです。都市封鎖(ロックダウン)下、医療崩壊状態のオラン市民の生活を描いております。
「医師ベルナール・リューは、診察室から出かけようとして、階段口の真ん中で1匹のネズミの死骸につまずいた。」が幕開けです。
-麻痺及び虚脱、目の充血、口腔の汚染、頭痛、リンパ腺腫脹、猛烈な渇き、精神錯乱、身体の反転、内部からの傷口の破裂・・・・脈拍は微弱となり、些細な動作の際に突然死の転機を取る・・・-
―観光業の破滅であり、・・・―、
―ホテルが予防隔離所に改造され・・・―
写真は現在のオラン市(インターネットより)
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