講演2平昌オリンピック・パラリンピックの医療対応から学んだ2020東京への課題(白濱 )



講演2は、直接平昌に入ってCBRNE対策などに関わった箱崎先生、藤井先生、山口先生(3人ともイームスジャパンの理事)による「平昌オリンピック・パラリンピックの医療対応から学んだ2020東京への課題」でした。
計画の段階から関与していた箱崎先生が全般の流れを話しました。特に大きな事案もなく、ほっとしたという感じでした。藤井先生が強調したのは、ロジスティックのことでした。彼はカンボジア、イラク、ゴラン高原、南スーダンなど多くの自衛隊のPKOなどの活動の経験が豊富な先生で、今回のことも含め、2020東京でもロジスティックが最も心配と言及しておりました。山口先生は、大規模災害、暴動などを含むテロなどの際、出血が最も致命的である。よって止血を最も急がなければならない」というワンポイントの指摘が印象的でした。