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加來浩器先生講演(白濱)

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加來浩器先生(防衛医大防衛医学研究センター教授:本NPO理事)の講演は、「新興・再興感染症の動向~エボラ出血熱・MERS後の備えと対応~」です。
 エボラ出血熱は、西アフリカの風土病のひとつで、過去何回も流行を見た新興感染症の一つで、特に2013年末頃より2015年にかけて、リベリア、シエラレオネ、ギニアの3か国を中心に猛威をふるい、WHOも緊急対応体制を示唆した疾患です。一応終息宣言がなされましたが、いつ流行り出すか分かりません。MERS(中東呼吸器症候群)は韓国において1名の感染事例が186名の患者を発生させ、うち38名が死亡したという疾患で、施設内や家庭内の感染対策、情報管理など多くの問題点を指摘されました。
これらの輸入感染症ともいわれる新興感染症は、1)臨床像が不詳で、当初は重症患者の集積として認識される、2)類似疾患を除外して始めて疑われる、3)病原体の診断が可能になっても非常に限定された施設のみである、4)感染源・感染経路が不明であるため、院内感染、家庭内感染でアウトブレイクする、5)効果的治療法が確立されていない、6)しばしば社会混乱が発生する、等の特性があることを指摘、今後益々留意すべき疾患と思われると強調しました。
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尾立篤子先生講演(白濱)

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尾立篤子先生(防衛医大看護学科準教授:)本NPO会員)の講演は、「パシフィックパートナーシップ2015に参加して」です。
 2015年.7月17日から8月3日までのPP15のフルッピン共和国での活動報告。本活動は、日本チーム(陸・海・空3自衛隊とNPO等の医療チーム)が米海軍の主催する多国籍の軍隊(ニュージーランド、オーストラリア等)との共同訓練に参加するものです。活動内容は、現地の人々を対象とした医療支援への協働を中心として、災害・人道支援活動シンポジュームへの参加、現地の看護大学やフィリッピン軍司令部との交流、現地ボランティアを対象とした災害支援レポート等でした。又現場では「ジェンダー」についての関心が強く、特に日本のそれについて彼女に質問が集中したということでした。
『多文化共生』、すなわち「国籍、民族、宗教、民族、言語等が異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていく」ことが、現場の活動では不可欠で、国際活動の基軸の一つになる、ということを強調しておりました。彼女は、この活動を完遂するにあたり、出国前の心構えとして、1)倒れず、2)争わず、3)最後まで、4)自衛隊看護官として、5)公平にふるまう、を上げており、これをしっかり守って、元気に帰ってきてくれました。チョットやせて帰ってきましたね。感謝。

石原哲先生講演(白濱)

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石原先生(白髭橋病院名誉院長;本NPO理事)の講演は、「災害時の医療連携:DMATとの連携:JMAT教育と東京都の医療機関連携等」についてでした。先生はかつて東京都医師会の救急担当の責任者で、殆どの国内災害の発生時にはいち早く現場に入られた先生で有名、またご自分の病院で患者搬送訓練を病院上げて実施されており、地域住民の防災意識の重要性を主張、まさにわが国の災害対処のオピニオンレーダー的存在の方です。
 平成26年、日本医師会の緊急事態発生時の対応組織、JMAT(Japan Medical Association Team)が「指定公共機関」に指定され、中央防災会議のメンバーとして防災業務計画の作成、防災訓練の実施、災害発生時の応急対策等に参画できるようになり、大規模災害発生時には既に組織されている日本DMATや東京DMAT、消防組織(その延長線には自衛隊)等との連携が重要になると思われると、過去の活動状況を提示しながら強調されました。また、日本DMATが災害時の超急性期を担い、JMATはそれを引き継ぐ、などの具体的な構想についても講演されました。災害対処のキーワードは「連携」です。

新春講演会(白濱 )

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 イームスジャパンの新春講演会が1月23日(土)に開かれました。場所は昨年同様ヒューリックカンファレンス(JR浅草橋)。
演者は、1)石原哲先生(白髭橋病院;本NPO理事)「災害時の医療連携」、2)尾立篤子先生(防医大医学教育部;本NPO会員)「パシパシフィックパートナーシップ2015に参加して」、3)加來浩器先生(防医大防衛医学研究センター;本NPO理事)「新興・再興感染症の動向~エボラ出血熱・MERS後の備えと対応~」の3人です。
なお、「一般社団法人 日本災害医療ロジスティック協会」、「一般社団法人「日本災害医療教育研修協会」、「一般社団法人メディカル プラットフォーム エイシア」に後援して頂きました。
講演内容等を順次紹介します。

ハインリッヒの法則とスイスチーズの穴(白濱)

ハインリッヒの法則スイスチーズ
 1月15日、群馬県と長野県の県境でスキーツアーのバスの転落事故があり、死者14名という大惨事、典型的な人為災害です。この種の事案の報道を見る度に「ハインリッヒの法則」と「スイスチーズの穴を通り抜ける」が頭に浮かび、「To Error is Human」といえども、悲しくなります。
 ハインリッヒの法則とは、一つの大きな事案の裏には29の事案があり、さらにそのベースには300の気になる事案(ひやっとしたりはっとしたりする事)が潜んでいるということをいいます。すなわち300の小さな事案、ちょっとしたルール違反等があれば、そのうちに大きな事案を引き起こすということをいいます。心すべき事です。
 「スイスチーズの穴を通り抜ける」とは、運転手(精神的、身体的)の問題、車両の問題、真夜中という時間の問題、カーブの多い山道などの場所の問題、計画ルートを外れて運転した問題、勤務体制などの会社の問題などなどの問題が、重ね合わせたスイスチーズの穴を、運悪く通り過ぎてしまい、大事故を起こした状況等をいいます。運悪くという訳にはいきません。人為災害は防ぐ事が出来るのです。

Starbucks(白濱)

1月14日、インドネシアの首都、ジャカルタの中心地にあるコーヒー店「スターバックス」で、ISによる自爆テロがあり、死者7人を含む多くの負傷者が出ました。ISの関与するテロがアジアでも発生したということです。ISによるテロがあるとするとインドネシアかマレーシアではといわれておりましたが、それが現実になりました。
 インドネシアのスターバックスで思い出されるのは、2010年2月にインドネシアのマラン、マタラン、ジョクジャカルタ、メダン、バタンの5都市で外務省関連の医療・保健活動を加來先生たちと行った時のことです。東はジャワ島やバリ島の、さらに東のロンボク島のマタラムから西は北スマトラ州のメダンまでを、中心のジャカルタ国際空港をトランジットとして、行ったり来たりしました。その際、空港内の国際線と国内線の通り道にある「スターバックス」が、軽食をしたりコーヒーを飲んだり、休憩したり、待ち合わせをしたりするコーヒー店でした。
 今回のテロ、観光客や外人を狙ったようです。とにかくテロは卑劣そのもので、予測ができません。

梅(白濱)

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確かに今年は暖冬のようです。歩いて数分の「文理台公園」、公園の入り口を入ると、遠くに赤っぽい木が見えました。近づいてみますと「梅」、においは余りしませんでした。
ニュースでも寒桜が咲いたとか紅梅が咲いたと報道をしておりました。コートなしの正月でした。
東京の話です。

賀詞交換会(白濱)

 新しい勤務、1か月が経ち、新年が始まりました。
1月4日、千葉市及び千葉商工会議所主催の賀詞交換会・名刺交換会があり、新勤務先の理事長・院長のお供で出席しました。若き熊谷千葉市長の歯切れの良い挨拶、なかなか分かりやすかったです。その後千葉県庁と千葉市役所の関係部署への挨拶巡り。
翌5日は千葉日報社の賀詞交換会、森田健作千葉県知事も発起人の一人で、千葉県の衆参国会議員、県会議員、県内市町村長等勢ぞろいで、県知事の元気の良い挨拶もなかなかでした。千葉は、2020年のオリンピックの一部を幕張地区で開催できることを喜び、今後のバネにしようとしている機運が盛り上がっているようです。
頂いた名刺が40枚ほど、配ったのはそれ以上、このような類の会に出席したのは初めてで、民間の病院の気の使い方は大変なものがあるという事がよく分かりました。何事も一日にして成らず、積み重ねが大事であるという事も、よく分かりました。

謹賀新年(白濱)

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様には素晴らしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 本年が良い年でありますように。
まずイームスジャパンとしましては、1月22日(土)の新春講演会を実りある会にしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
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Author:iemsj
こんにちは
私達はNPO国際緊急医療・衛生支援機構IEMS-Japanです

http://www.iems-japan.com/

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